コンタクトレンズの歴史
コンタクトレンズの歴史は思った意外に浅く、コンタクトレンズが実際に実用化されてからまだ約40年仕方っていませんし、日本に上陸してからはまだ30年すこししか経ってません。
日本国内でのコンタクトレンズ使用者は現在では1600万人にのぼるといわれてします。
歴史について
コンタクトレンズの原理を一番最初に発見したのはみなさんご存知の、画家であり発明家でもあるレオナルド・ダ・ヴィンチと言われています。
そのレオナルド・ダ・ヴィンチは1508年に大きな半球状のガラスの器に水を入れ、その水の中に顔をつける実験をしたといわれています。
これはコンタクトレンズを作るための実験ではありませんでしたが、この実験がコンタクトレンズの起源となったのです。
その後、1637年に出版されたフランスの古書に、デカルトという人物が水を入れた筒の両端にカーブしたガラスを取り付けたものを目にかぶせて、近視や遠視の強さを調べたと記載されており、実際ではデカルトがコンタクトレンズの創始者といわれています。
それから後、レオナルド・ダ・ヴィンチの実験から約380年後の1887年頃には、オーゲン・フィック(A.Eugen Fick)というスイスの眼科医師が、最初にウサギの目で実験をし、ウサギがそれほど苦痛なくレンズをつけることができたことを確認し、次にガラス製の人間用のコンタクトレンズを作り、自分の目にはめる実験を行いました。
この実験結果を「Eine kontactbrille」という題で世間に発表し、この題名の「kontactbrille」から「コンタクトレンズ」という名前が生まれたのです。
1930年代以降になるとプラスチック素材のコンタクトレンズ、いわゆるハードコンタクトレンズが次々と開発され、市販されるようになっていきました。
もう一方のソフトコンタクトレンズは、1955年にチェコスロバキア国立高分子科学研究所のLinが開発し、その材料を同国のWichterleがソフトコンタクトレンズへ応用しました。そして1967年にアメリカのボシュロム社へパテント移行され、
1971年にはFDA(米国食品医薬品局)より販売認可が下りて市販されるようになっていきました。
いまでは水分を含む軟らかい素材のソフトコンタクトレンズが開発され、多くの人々が異物感をほとんど感じることなく装用できるようになったのです。
さらに1988年にはアメリカで使い捨てコンタクトレンズがFDAにより認可(日本では1991年ですが認可)され、今では夜間睡眠中も目に入れっぱなし可能なレンズ(連続装用)や、乱視用、遠近両用、カラーコンタクトレンズなど、様々なタイプのコンタクトレンズが開発、市販されています。